映画『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』
あらすじ・ネタバレ・感想

砂漠化した荒廃した都市を歩くトーマスと仲間たち

画像引用元: IMDb

「迷路は、ほんの序章に過ぎなかった」

全世界で大ヒットを記録したサバイバル・アクション『メイズ・ランナー』の続編。
命がけで巨大迷路を脱出したトーマスたちを待ち受けていたのは、灼熱の砂漠と新たな敵だった。

2015年に公開された『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(The Scorch Trials)』。

謎の組織W.C.K.D(ウィケッド)の真の目的とは? そして、砂漠を徘徊する感染者「クランク」の恐怖。

出口のない砂漠で、彼らは再び走り出す。生存率0%の過酷なサバイバルが幕を開ける。

本記事では、あらすじからキャスト紹介、そして物語の核心に迫る完全ネタバレ解説まで、掘り下げていく。

1.映画『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』の作品情報


W.C.K.Dの施設で一列に並ばされている若者たち

画像引用元: IMDb

タイトル メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮
(Maze Runner: The Scorch Trials)
監督 ウェス・ボール
公開年 2015年
キャスト ディラン・オブライエン, カヤ・スコデラリオ, トーマス・ブローディ=サングスター, キー・ホン・リー, ローサ・サラザール 他
ジャンル SF, アクション, スリラー

2.映画『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』のあらすじ


迷路から脱出を果たしたトーマスたちは、謎の武装集団に保護され、要塞のような施設へと移送される。

そこには、他の迷路から生き延びた若者たちも集められていた。施設の責任者ジャンソンは、彼らに食事と安全な寝床を提供し、「選ばれし者」として楽園へ移送すると約束する。

しかし、トーマスは施設への不信感を抱き始める。単独で調査を進めた彼は、施設が実はW.C.K.Dによって運営されており、若者たちが人体実験の材料にされているという恐るべき真実を目撃する。

危機を悟ったトーマスは、仲間たちと共に施設からの脱出を決行。

外の世界には、太陽フレアによって焼き尽くされた砂漠と、フレア・ウイルスに感染しゾンビ化した「クランク」が徘徊する地獄が広がっていた。

彼らはW.C.K.Dに対抗する抵抗組織「ライト・アーム」を探し、過酷な砂漠の旅へと足を踏み出す。

3.主要な登場人物とキャスト


  • トーマス(演:ディラン・オブライエン)

    決意の表情を見せる主人公トーマスの顔のアップ

    画像引用元: IMDb

    主人公。W.C.K.Dの嘘を暴き、仲間を率いて施設を脱走する。正義感が強く、仲間のためなら危険を顧みないリーダー。

  • テレサ(演:カヤ・スコデラリオ)

    憂いを帯びた表情で何かを見つめるテレサ

    画像引用元: IMDb

    トーマスと共に迷路を脱出した唯一の女性。徐々に過去の記憶を取り戻していくが、その記憶が彼女にある決断を迫る。

  • ニュート(演:トーマス・ブローディ=サングスター)

    砂漠でトーマスに優しく語りかけるニュート

    画像引用元: IMDb

    トーマスの良き理解者であり、グループの副リーダー的存在。常に冷静で、トーマスを精神的に支える。

  • ミンホ(演:キー・ホン・リー)

    武器を構えて砂漠を走る、頼れる兄貴分ミンホ

    画像引用元: IMDb

    元ランナーのリーダー。高い身体能力と戦闘力を持ち、危険な砂漠やクランクとの戦いで先陣を切る。

  • ブレンダ(演:ローサ・サラザール)

    ショートカットで意志の強さを感じさせる女性、ブレンダ

    画像引用元: IMDb

    砂漠の生存者グループの一員。トーマスと行動を共にすることになり、互いに信頼を深めていく。気が強く、サバイバル能力に長けている。

4.映画『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』のネタバレ

※ここからは映画の核心に触れるネタバレを含みます。

・砂漠とクランクの恐怖

施設を脱出したトーマスたちは、廃墟となったショッピングモールへ逃げ込むが、そこで「クランク」と呼ばれる感染者たちの襲撃を受ける。

ゾンビのように凶暴化したクランクの群れから逃げる過程で、仲間のウィンストンが感染し、自ら命を絶つという悲劇に見舞われる。

・新たな仲間と幻覚パーティ

一行は砂漠を越え、ホルヘ率いる生存者グループのアジトにたどり着く。

しかし、そこにもW.C.K.Dの追手が迫り、アジトは爆破される。トーマスとブレンダは仲間とはぐれ、地下道で再びクランクに襲われる。

ブレンダが感染してしまうが、二人はマーカスという男が主催する怪しげなパーティ会場で仲間と合流する。そこで得た情報をもとに、彼らは「ライト・アーム」の居場所を目指す。

・ライト・アームとの合流と裏切り

山岳地帯でついに「ライト・アーム」と接触したトーマスたち。リーダーのヴィンスや、元W.C.K.Dの医師メアリーに歓迎され、ブレンダも治療を受ける。

安息の地を見つけたかに思えたが、テレサが裏切り、W.C.K.Dに居場所を密告していたことが判明する。

彼女は記憶を取り戻し、人類を救うためにはW.C.K.Dの研究が必要だと信じ込んでいたのだ。

・決戦とミンホの拉致

W.C.K.Dの軍隊が急襲し、キャンプは火の海となる。

ジャンソン率いる部隊によって多くの若者が捕らえられ、抵抗虚しくミンホも連れ去られてしまう。

W.C.K.Dのトップ、エヴァ・ペイジ博士が現れ、テレサと共に去っていく。

・反撃の誓い

生き残ったわずかな仲間たちと共に、トーマスは決意する。

逃げるのはもう終わりだ。ミンホを救い出し、W.C.K.Dを倒すために、彼らの本部へ戻ることを。

トーマスは、自らの過去と向き合い、全ての決着をつけるための戦いへと挑む。

5.映画『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』の補足情報

クランクの描写

本作に登場する感染者「クランク」は、一般的なゾンビとは異なり、高い身体能力と俊敏性を持つ。

廃墟の暗闇から全速力で追いかけてくる恐怖演出は、ホラー映画顔負けの迫力があり、物語の緊張感を高めている。

原作との違い

ジェイムズ・ダシュナーの原作小説とはストーリー展開が大きく異なっている。

特にテレサの裏切りの経緯や、ライト・アームとの接触の仕方などは映画独自の脚色が加えられており、原作ファンにも新鮮な驚きを与える内容となっている。

キャストの絆

過酷な砂漠でのロケや激しいアクションシーンを通じて、キャスト同士の結束は非常に強固なものとなった。

特にトーマス役のディラン・オブライエンとミンホ役のキー・ホン・リーの信頼関係は、劇中のキャラクター同様に厚い。

6.映画『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』の感想

前作の「謎解き」要素から一転、本作は「逃走劇」と「ゾンビサバイバル」の要素が強くなった。

閉鎖空間だった迷路から開放的な砂漠へと舞台が移り、スケール感が大幅にアップしている。

崩壊した高層ビルや砂に埋もれた都市のビジュアルは圧巻で、ディストピアSFとしての世界観に引き込まれる。

特に印象的なのは、テレサの裏切りだ。

彼女の行動は許しがたいが、人類を救いたいという動機には一理あり、完全な悪とは言い切れない複雑さがある。

この裏切りが、トーマスたちの結束をより強固にし、次作への強力な動機付けとなっている。

そして何より、ミンホが連れ去られるラストシーンの絶望感。

「ミンホを助けに行く」という明確な目的が示されることで、完結編への期待が一気に高まる、見事なブリッジ作品だった。

まとめ

本記事では、映画『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』を、あらすじからネタバレ、トリビアに至るまで徹底的に解説してきた。

この映画は、迷路の外に広がる過酷な現実と、それでも希望を捨てずに走り続ける若者たちの闘いを描いている。

仲間を奪われたトーマスの怒りは、W.C.K.Dの本拠地「ラスト・シティ」への反撃の狼煙となる。