映画『メイズ・ランナー:最期の迷宮』
あらすじ・ネタバレ・小ネタ徹底解説
巨大な迷路からの脱出、そして砂漠での過酷なサバイバルを経て、トーマスたちはついに物語の核心へと迫る。
さらわれた仲間ミンホを救い出すため、彼らが目指すのは、WCKD(ウィケッド)が支配するラスト・シティ。
2018年に公開された『メイズ・ランナー:最期の迷宮』(原題:Maze Runner: The Death
Cure)は、ジェームズ・ダシュナーの小説を原作とする大ヒットSFサバイバル・アクション3部作の完結編である。
そこは巨大な壁で囲まれた要塞都市であり、人類最後の砦でもあった。
侵入不可能と言われる迷宮へ、今度は入るために、トーマスは最後の決断を下す。
1.映画『メイズ・ランナー:最期の迷宮』の作品情報
| タイトル | メイズ・ランナー:最期の迷宮 (Maze Runner: The Death Cure) |
|---|---|
| 監督 | ウェス・ボール |
| 公開年 | 2018年 |
| キャスト | ディラン・オブライエン, カヤ・スコデラリオ, トーマス・ブローディ=サングスター, キー・ホン・リー 他 |
| ジャンル | SF, アクション, スリラー |
2.映画『メイズ・ランナー:最期の迷宮』のあらすじ
フレア・ウイルスによるパンデミックで世界が崩壊する中、巨大組織WCKDは治療法を見つけるため、免疫を持つ若者たちを実験台にしていた。
前作でWCKDに捕らえられたミンホを救出するため、トーマス、ニュート、フライパンらグレードの生き残りたちは、ヴィンス率いる抵抗組織ライト・アームと共に、WCKDの移送列車を襲撃する作戦を決行する。
多くの若者を解放することに成功するが、その中にミンホの姿はなかった。
ミンホが連れ去られた先は、WCKDの本部があるラスト・シティ。
そこは高い壁と最新鋭の兵器で守られた、侵入不可能な要塞都市だった。
仲間を見捨てられないトーマスたちは、危険を承知でラスト・シティへの潜入を決意する。
3.主要な登場人物とキャスト
- トーマス(演:ディラン・オブライエン)
主人公。正義感が強く、仲間思いのリーダー。WCKDを倒し、捕らわれたミンホを救い出すために、無謀とも言える作戦に挑む。彼の血液には特別な秘密が隠されている。
- テレサ(演:カヤ・スコデラリオ)
トーマスの元恋人だが、前作でWCKD側に寝返った。彼女にとっての正義は人類を救う治療法を見つけることであり、そのためにトーマスたちを裏切ったことに苦悩している。
- ニュート(演:トーマス・ブローディ=サングスター)
トーマスの親友であり、グループの副リーダー的存在。冷静で思慮深いが、実はフレア・ウイルスに感染しており、自身の命の期限と戦いながらトーマスを支える。
- ミンホ(演:キー・ホン・リー)
頼れるランナーであり、仲間たちの精神的支柱。WCKDに捕らえられ、抗体を作るための過酷な実験体として利用されている。
- ブレンダ(演:ローサ・サラザール)
抵抗組織のメンバー。トーマスに好意を寄せている。行動力があり、今回もトーマスたちと共に最前線で戦う。
4.映画『メイズ・ランナー:最期の迷宮』のネタバレ
※ここからは物語の核心に触れるネタバレを含みます。
・ギャリーとの再会と潜入
ラスト・シティの壁の前で、トーマスたちはかつて迷路で死んだと思われていたギャリーと再会する。
彼は抵抗組織の一員として生きており、トーマスたちを都市内部へ案内する。
トーマスはテレサを捕らえ、彼女を利用してWCKD本部への侵入に成功する。
実験室からミンホを救出するが、ニュートの感染が進行し、クランク化が始まってしまう。
・ニュートの最期
都市の外では抵抗組織が総攻撃を開始し、街は炎に包まれる。
トーマスはニュートを助けようとするが、完全に理性を失ったニュートはトーマスに襲いかかり、揉み合いの末、自らのナイフで胸を突き刺して命を落とす。
親友の死に絶望するトーマスだったが、テレサからの放送でトーマスの血こそが完全な治療薬になることを知らされる。
・WCKDの崩壊とテレサの犠牲
トーマスは決着をつけるためにWCKDの本部へ戻る。
ジャンソンはトーマスの血を独占しようとするが、テレサの反撃により死亡する。
崩壊するビルの中で、テレサはトーマスを脱出用のヘリコプターに乗せるが、自らは崩れ落ちる建物と共に炎の中へと消えていく。
彼女は最期まで、自分の方法でトーマスと人類を救おうとしたのだった。
・安住の地
生き残った仲間たちは、船で新天地セーフ・ヘイブンへとたどり着く。
そこはウイルスもWCKDも存在しない、平和な浜辺だった。
トーマスは岩に刻まれた仲間たちの名前の中にテレサの名を刻む。
彼の手には、ニュートが遺した手紙が握られていた。
「友達でいてくれてありがとう、さようなら」
多くの犠牲を払いながらも、若者たちは新たな世界で生きていくことを誓う。
5.映画『メイズ・ランナー:最期の迷宮』の補足情報・小ネタ解説
ディラン・オブライエンの大怪我と撮影中断
2016年3月、冒頭の列車襲撃シーンの撮影中に、主演のディラン・オブライエンが走行中の車両から落下し、別の車両に轢かれるという大事故が発生した。
彼は脳震盪、顔面骨折などの重傷を負い、撮影は無期限延期となった。
一時はシリーズの存続さえ危ぶまれたが、約1年間のリハビリを経てディランは復帰。2017年に撮影が再開され、無事に完結編が完成した。
劇中のアクションシーンの迫力は、彼自身の復帰への執念の表れとも言える。
ラスト・シティと迷路の逆転
第1作では迷路から脱出することが目的だったが、本作では逆に壁の中へ侵入することが目的となっている。
シリーズを通して壁の意味が変化しており、最初は閉じ込めるものだったが、最後はWCKD側にとって外敵から身を守るためのものとなっている。
また、ラスト・シティのデザインは、監督のウェス・ボールによると迷路の延長線上にある、管理されたディストピアをイメージしている。
原作との違い
原作小説と映画では、結末や展開にいくつかの違いがある。
特にテレサの死に方や、彼女の裏切りに対する描写は映画版独自のアレンジが加えられており、よりドラマチックで、ある意味で彼女の贖罪に焦点を当てた最期となっている。
また、原作ではテレサとトーマスのテレパシー能力が重要な要素だったが、映画版ではその設定はカットされている。
キャストの絆
ディランの事故による撮影中断期間中も、キャスト同士の絆は途切れなかった。
彼らは頻繁に連絡を取り合い、ディランの回復を待った。
特にニュート役のトーマス・ブローディ=サングスターやミンホ役のキー・ホン・リーとはプライベートでも仲が良く、劇中での仲間を絶対に見捨てないというテーマは、彼らの実際の関係性が反映されていると言われている。
まとめ
本記事では、映画『メイズ・ランナー:最期の迷宮』を、あらすじからネタバレ、トリビアに至るまで徹底的に解説してきた。
3部作に渡るランナーたちの疾走は、多くの犠牲を伴いながらも、希望ある未来へとたどり着いた。
彼らが選んだそれぞれの結末と、最後まで貫いた友情の物語を、ぜひその目で確かめてほしい。